発声法を理解するために最低限必要な知識!

こんにちは、委員長のnaonariです。

ボイトレを頑張ろうと思ってネットで検索したりすると、ミックスボイスという言葉をよく耳にすると思います。

実際、男性でも高音域をキレイに歌いこなすためにはぜひ身につけておきたいテクニックです。女性でもミックスの感覚を身につけられれば、地声と裏声がスムーズに接続できるためとっても有用です。

とはいえ、色々なメソッドが飛び交っているボイトレ界隈。そもそもミックスボイスが何なのかすら、読み物で勉強するだけではあいまいになりがち。

今回はそのあたりの知識をしっかり整理したいと思います。

牛先生

声帯をコントロールする仕組み

咽頭はどこにある?

声帯は、咽頭(いわゆるのどぼとけ)の部分にあります。

男性ならわかりやすいですね。首のあたりにポコッと突起が見えます。女性は外からは見えにくいですが、触るとコリコリした咽頭の軟骨が見つかるはずです。アゴの下から指でなぞりながら降りていくと、V字に切れ込んだ軟骨が見つかりますよ。

咽頭を構成する3つの軟骨

この咽頭ですが、3つの軟骨が組み合わさってできています。

咽頭上部にあり、筒状の甲状軟骨。

咽頭下部にあり、背面側が高くせり上がっている輪状軟骨。

L字近い形をしていて、一方を声帯、一方を輪状軟骨と接している、1組の被裂軟骨です。

声帯をコントロールする筋肉群

この咽頭軟骨と声帯を取り巻くように複数の筋肉がついていて、声帯の状態をコントロールしています。たくさんの筋肉があるのですが、全てを理解しようとすると、結構大変です。頭パンクします。

別に学者になるわけでないので、まずはざっくりと、コアになる部分の知識だけ身につければOK! 3つの筋肉に着目すれば、ひとまず発声法の要点は押さえられます。

 声帯が伸びるしくみ

声帯の両端は甲状軟骨と被裂軟骨に接しています。

そのため、甲状軟骨と被裂軟骨が離れる方向に動けば、必然的に声帯は引き伸ばされます。

この、甲状軟骨と被裂軟骨を離す方向に動かす役割を担う筋肉が、輪状甲状筋と後輪状被裂筋です。

輪状甲状筋は輪状軟骨と甲状軟骨を前方で結ぶ筋肉です。この筋肉が収縮することで輪状軟骨と甲状軟骨が接近し、結果として甲状軟骨が前傾します。

甲状軟骨が前傾した分だけ声帯も前に引っ張られますから、声帯が薄く伸びることになります。

後輪状被裂筋は輪状軟骨と被裂軟骨を結んでいる筋肉です。後輪状被裂筋はL字型をした被裂軟骨に接していますが、声帯が被裂軟骨に接しているのとは違う末端に接しています。

後輪状被裂筋が収縮すると被裂軟骨の一端を輪状軟骨の中央に向かって引っ張ります。すると、この作用によって被裂軟骨がくるりと回って、声帯を斜め後ろ方向に引っ張ります。

後輪状被裂筋自体は斜め後ろに声帯を引っ張るため、声帯を引っ張りつつ声門を開く方向に力がかかります。

声門が開閉するしくみ

声門が閉じているとき、左右の声唇が接触して、声を出すことができます。逆に声門が開いていれば、声唇の間を息が通り抜けるだけで、声は出ません。

声門を開く働きを担っているのが後輪状披裂筋です。この筋肉が緊張することで披裂軟骨が転回して、声帯を斜め方向に伸ばしながら声門を開きます。

声門を閉じる動きには、複数の筋肉が関係しています。特に重視したいのが横披裂筋と呼ばれる筋肉です。横披裂筋は声帯の外側を併走している筋肉で、収縮することで声門を閉鎖する方向に働きます。

結局、声はどうやってコントロールされているか

音程は声帯にかかる張力(引っ張る力)の程度によって、声を出す/出さないの調整は声門の開閉によってコントロールされています。

開閉、というような真逆の2文字の組み合わせをつかってしまうと、「0か100か」のような感じがして嫌なのですが、実際は「半分くらい閉じている」というような微妙な状態もありえます。実際にドアが開く時は徐々に開いていくように、声門も徐々に開いたり閉じたりするわけです。

ひとまずこれだけ理解しておけば、発声法を理解する基礎が整います!

次回は、これを踏まえていよいよ「裏声ってなんだ?ミックスボイスってなんだ?」ということについて解説したいと思っています。

以上、naonariでした!

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